ドル時給 2011 11 6
ここ数年の傾向として、
日本の大企業は、国内の工場を閉鎖して、
海外に移転し、現地で工場を立ち上げています。
これは、日本国内で、人件費が高騰したからです。
このように書くと、
「とんでもない。私の時給なんか、
この10年間、同じだ」と反論されるかもしれません。
しかし、経済に国境がなくなった現代においては、
自分の時給をドルで換算する必要があるのです。
確かに、時給800円は、この10年間、変わらなかったと思うでしょう。
しかし、それは、時給を円ベースで見ているからです。
ドルで換算すると、時給は、どうなるか。
たとえば、小泉政権時代は、概ね1ドル110円だったと思います。
今は、1ドル78円ぐらいです。
経済に国境がなくなった現代においては、
先進国の単純労働者は、新興国の単純労働者と競争となります。
このような時代には、教育が重要となります。
労働者の生産性の向上が必要となるからです。
にもかかわらず、日本の学校教育は、
そして、文部科学省も、
相変わらず、天下泰平の眠りの中にいます。
「わが校は、世界と戦って勝てる人材を育成している」
そういう気概がほしいところです。